2018年 5月 の投稿一覧

投資と投機の違いとは?目的・時間・リスクに注目!

こんばんは、毛糸です。

今回は「投資」と「投機」の違いについて考えていきます。

投資(Investment)は良いもの、投機(Speculation)は悪いもの。

そんな風に漠然と考えていませんか?

実はそれほど簡単な話ではないのです。


辞書的な意味は?

Weblio辞書によれば、投資と投機はそれぞれ以下のような意味です。

  • 投資:利益を得る目的で,資金を証券・事業などに投下すること。
  • 投機:偶然の利益をねらって行う行為。将来の価格変動を予想して、価格差から生じる利益を目的に行う売買取引。

この定義によると、「利益を得る目的」という点で両者は共通しています。

一方で、投機は偶然性や価格変動という意味合いを含んでいます。

しかしながら、投資であってもそのリターンは偶然に左右されますし、投資する以上は値上がりを期待するものでしょうから、投資にも価格差から生じる利益(キャピタルゲインといいます)を目的にしているという側面もあります。

辞書的な意味だけでは、投資と投機の明確な違いはわかりませんね。

Twitterでのご意見は?

この話題をTwitterで投げかけたところ、いくつかご意見を頂戴したので、紹介しましょう。

利益の発生形態と不確実性の多寡

利益が継続的で不確実性が小さいのが投資、利益が単発的で不確実性が高いのが投機、というご意見です。
うん、もっともらしいですね。
しかし、何を持って継続的・単発的と定義するのか、不確実性の高低はどこで線引されるのかなど、不明瞭な点が残ります。

資(モノ)にお金を投げ込むのが投資・機(トキ)にお金を投げ込むのが投機 

資(モノ)にお金を投げ込むのが投資、機(トキ)にお金を投げ込むのが投機、というご意見も、もっともらしいですね。
お米を蒔いて収穫するのが投資の典型、といったイメージでしょうか。
しかし、資産運用の第一歩であるところの定期預金はモノにお金を投じていませんが、これを投機とするのは不自然な気がしますね。

金融機関・専門書の意見は?

全国銀行協会の【90秒でわかる!】貯蓄と投資・投資と投機の違いには、投資と投機の違いが以下のように説明されています。
  • 投資:将来が有望な投資先に長期的に資金を投じること
  • 投機:相場の変動を利用して利益を得ようとする短期的な取引
東証マネ部の投機と投資の違いは? 長期投資に欠かせない運用コストを意識しようでは、投資と投機の性質の違いを以下のようにまとめています。

一般的には、ギャンブル的要素が強い・リスクが高い・保有期間が短いといったときには「投機」、手堅い・リスクが低い・中長期で運用といったときには「投資」という表現を使うことが多い

インデックス運用のバイブルと名高い『ウォール街のランダム・ウォーカー』にも、以下のような投資と投機の線引が述べられています。

投資と投機を区別する基準は、どのような期間で投資リターンを考えるかがはっきり意識されているかどうかと、リターンが合理的に予測できるかどうか、の二点にある。投機家は二、三日あるいは二、三週間の間に大儲けすることを狙って株式を取得する。これに対して、投資家は、何年、あるいは何十年先まで安定的に配当をもたらし、あるいは持続的な値上がりが期待できるような株式を保有する

いずれの定義においても、

  • 投資は長期目線で安定的なリターンの獲得を目指す
  • 投機は短期的な取引で大きなリターンを目指す
という点で共通していますね。

学術的な差異は?

ファイナンスや金融経済学の教科書的な立場からは、実は投資と投機を使い分けることは少ないです。

投資も、投機も、もっというとギャンブルであっても、ファイナンス・金融経済学という学問の立場からは、本質的な差異はありません。

金融経済学の立場からいうと、投資も投機もギャンブルも、

  • 実行する前に結果を予測することができず、かつ
  • 結果によってキャッシュフローが変わる

という意味で、同じものなのです。

結論:投資と投機の違いは目的・時間・リスクにあり!

以上のように、投資と投機は「どこからが投資、どこからが投機」という明確な線引はないものの、その目的・リターンを得るための時間・リスクの負い方に差があるということがわかりました。

これまでの内容をまとめると、次のようになります。

  • 投資:将来性を見込んで、長期目線で、安定的にリターンを追い求める
  • 投機:価格変動を目論んで、短期目線で、積極的にリスクを取り利益を追い求める
最近は「貯蓄から投資へ」の政府の号令のもと、NISAやiDeCoといった投資に関する優遇政策がいくつも打ち出されています。
そんな社会情勢の中で、投資と投機の違いを意識することで、みなさんの資産形成はより豊かなものに出来るのではないでしょうか。

参考文献

  1. ブラック・スワン[上]―不確実性とリスクの本質, 2009, ナシーム・ニコラス・タレブ, ダイヤモンド社
  2.  ウォール街のランダム・ウォーカー〈原著第11版〉 ―株式投資の不滅の真理, 2016, バートン・マルキール, 日本経済新聞出版社

ふるさと納税はお得?

こんばんは、毛糸です。

今日はふるさと納税について解説します。

ふるさと納税って一体なに?
ふるさと納税って節税になるの?
ふるさと納税したいんだけどどうすればいい?

という疑問にお答えします。

ふるさと納税とはなにか

ふるさと納税とは、自分の住んでいる自治体ではない都市・市町村に寄附をする制度です。

ふるさと「納税」と言っていますが、厳密には寄附なんですね。

寄付をする先は、自分のふるさと、出身地に限られません。

まったく縁のない市町村に寄付してもいいのです。

なぜ「納税」と言うのでしょうか。

ふるさと納税で寄附をすると、その金額ぶん、あなたの所得税や住民税が少なくなるという特典があります(正確には、自己負担額の2,000円を除いた額が控除の対象)。

税金が安くなった分だけ地方自治体にお金を払うので、実質的には納税しているようなものでしょ、ということで、ふるさと「納税」と言っています。

ふるさと納税のメリット(節税になる?)

ふるさと納税の仕組みはわかりましたか。

でも待ってください、ふるさと納税を1万円して、税金が1万円安くなっても、何の得にもならないではないですか。

そう、寄附をして税金が安くなるだけでは、何の得にもなりません。

しかし、ふるさと納税には、税金が安くなる以上の特典があるのです。

それは「ふるさと納税した自治体から返礼品がもらえる」ということ。

ふるさと納税をすると、寄付した自治体の特産品などが返礼品として送られてくるのです。

つまり、寄付して税金が安くなる(実質負担は2,000円)のに加え、果物や工芸品などの特産品が手に入るのです。

これがふるさと納税のメリットなのです。

見方を変えると、ふるさと納税は節税になります。

ここで節税というのを、税法上の仕組みを利用して支出を減らすこと、と考えましょう。

ふるさと納税を利用して、果物や米などの特産品をもらうことで、その分の食費が減りますね。

ふるさと納税は自己負担2,000円で返礼品を受け取れますので、返礼品として2,000円以上のものを受け取ることができれば、トータルでは支出を減らすことが可能なのです。

ふるさと納税のやりかた

ふるさと納税を行うには、ふるさと納税の専門サイトを使うのが便利です。
ネット通販感覚で、気に入った返礼品から寄付先を選ぶことが出来ます。
以下は有名なふるさと納税サイトです。
ふるさと納税をして税金を安くするには、原則として確定申告をしなければなりません。
ですが、最近は手続きが簡単になり、書面を提出すれば確定申告をしなくてよくなりました(ふるさと納税ワンストップ特例制度)。
手続の方法は、上記専門サイトに案内があるので、見てみてくださいね。

まとめ

ふるさと納税は、地方を応援し地方の魅力を知ることの出来る、素晴らしい制度です。
是非この制度を活用し、地方の魅力を存分に味わってください。

参考

総務省ふるさと納税ポータルサイト
ワンストップ特例制度

プログラミングは難しい?

こんばんは、毛糸です。

今回は「プログラミング始めたいんだけど……」という人の背中を押すお話です。

ビッグデータ、AI、IoTといったテクノロジー関連のワードを毎日のように聞くようになりました。

それらテクノロジーを支えるスキルが、プログラミングです。

漠然と「プログラミング、できるようになりたいな」と思っている方も多いんじゃないでしょうか。

もうすぐ小学校でもプログラミングを習うようになるらしく、これからは誰もが知っていなければならない教養になるかもしれません。
2020年からスタート!小学校で「プログラミング」が必修化ってホントですか?

プログラミング、何から始める?

プログラミングを始めたい!と思ったとき、一体何から始めたらいいのでしょう。

プログラミングと一口に言っても、使用する言語にはいろいろな種類があります。

データ分析やAI開発に使われるPythonや、Googleが開発したGo言語、Excelマクロを記述できるVBA、webページに動きをつけるJavaScriptなどです。

プログラミングを始めたい人は、まずどの言語を選ぶかという段階から迷ってしまいますよね。

毛糸のおすすめはPythonかVBAです。

Pythonは最近ブームになっていて、入門書もたくさん出ており、出来ることも幅広いです。

Pythonの始め方はこちらの記事が参考になります。

VBAはExcelが入っていればすぐに使える手軽さがあり、実際に仕事で使えるという嬉しさもあります。

VBAの始め方はこちらの記事が参考になります。

いい歳なんだけど始めるのはもう手遅れ?

プログラミングを勉強するのに、もう遅いなんてことはありません。
社会人になってから本格的に勉強し始め、凄腕のエンジニアになった人もたくさんいます。
毛糸もPythonやVBAを覚えたのは、社会人になってからです。

プログラミング上達のコツ

プログラミングを習得するには、根気が要ります。
何度も何度もエラーを吐かれ、その原因を調べてて一歩一歩進んでいく根気が必要なのです。
プログラミングの本を読むのだって一苦労です。
一字一句漏らさず読み、間違えずにコードを打ち込まないと、プログラムは動いてくれませんから。
でも、それと同じくらい大切なことがあります。
それは、目的を持つこと。
プログラミングは夢をかなえる手段です。
理想を描き、夢に向かってひたむきに努力すること。
これがプログラミング上達のコツです。