PyCPA GASハンズオンセミナーはこんなことをやりました!参加者アンケート結果も報告します

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こんにちは、毛糸です。

先日、会計×テクノロジーをテーマとした勉強会コミュニティPyCPAのGASハンズオンセミナー第1回が開催されました

今回は20名近い参加者にお集まりいただきました。

本記事では今回のセミナーの振り返りをしてみたいと思います。

参加者には事前にアンケートにお答えいただいてますので、その結果もあわせて公開します。

PyCPAとは

PyCPAは、テクノロジーの進化を武器に次世代の担い手となる探求者たちのコミュニティです。

もともとは、プログラミング言語Pythonに関心のある公認会計士(CPA)の勉強会として発足しましたが、現在ではより広く、テクノロジー全般に興味を持ち、探求する意欲のある、会計士、経理財務人材、エンジニアなどがメンバーとなって活動しています。

PyCPAは毎月勉強会を開催しており、もくもく会やセミナー、参加型ワークショップを行っています。

現在のコミュニティメンバーはSlack登録者ベースで170名ほど、2019年3月現在の勉強会の累計参加者は200名を超えます

PyCPAコミュニティと勉強会への参加は無料となっており、運営事務、会場確保、講師の登壇等はすべて、コミュニティのビジョンに共感していただいている組織・個人のボランティアでなりたっています。

PyCPAにコミュニティメンバーとして参加したい方はPyCPAのSlackにご登録ください。

ツイッターでのPyCPAコミュニティメンバーのやり取りは、こちらからご覧いただけます。

GASハンズオンセミナーの概要

今回の勉強会は初のハンズオンセミナー形式となりました。

ハンズオンとは「体験型」という意味合いで、講師が課題を示し、参加者がそれを解決するために自分で手を動かすように設計されたタイプのセミナーです。

講演内容は以下のとおりです。

  • GoogleAppsScriptの始め方
  • 変数とはなにか、変数宣言
  • GASの基本構文と、for文、while文、if文
  • 要件定義の重要性
  • 自作関数、所得税速算表を関数にする
GoogleAppsScriptはGmailやGoogleスプレッドシートなどのGoogle アプリをより複雑に使いこなすためのプログラミング言語で、JavaScriptが基本となっています。

セミナーでは教科書的なプログラミングの文法解説は最低限に、実際に「動かす」ことを主眼において進行したため、とても楽しく学ぶことが出来ました。

変数の使いかたやfor文、if文の使いかたを実例を交えて解説しました。

その後、これら文法を応用する形で「税金の計算」をしてみる、という実務的な課題にチャレンジしました。

与えられたデータに対して、どのような処理を行えば、期待する結果が帰ってくるかという「要件定義」の重要性に触れつつ、膨大な数の従業員の所得データから各々の税金を一気に計算してみることで、プログラミングのパワーを実感できました。

プログラミングのテキストを読むだけでは「なんでこんな書き方が必要なんだ?」という疑問が湧いて、何に応用できるのかという実感が持ちづらいことがありますが、今回のセミナーでは勉強した内容が「税金の計算」とう実際上の問題解決に利用できることがわかり、とても納得感を持って取り組むことが出来ました。

理解度、満足度ともに高く、大変価値あるセミナーでした。

参加者アンケート結果報告

PyCPA GASハンズオンセミナー第1回参加者には、事前に以下のアンケートにお答えいただいています。
  • 参加者の所属
  • 参加理由
  • 意見・感想・提案など
その回答状況を見ていきましょう。

参加者の所属

今回のセミナーは多様なバックグラウンドの方にお越しいただけました。

エンジニア、一般企業勤務の方が多く、今までにない参加者構成だったと思います。

セミナー内容が、GASであったため、普段からGASに近いところでお仕事をされている人が多かったのでしょう。

会計系の人はいま一年で最も忙しい時期ですので、少し参加が少なかったというのもありますね。

PyCPAがCPA(会計士)の勉強会から発足していながら、会計士でない多くの方が関心を寄せていることからも分かる通り、PyCPAのコミュニティはその裾野をどんどん広げていっています。

参加理由

PyCPAへの参加理由は、IT技術力向上が首位、次いで業界情報の収集ネットワーク構築となっています。

テクノロジーに関する探求者が集うコミュニティとして、PyCPAはIT技術とテクノロジーに関する情報収集・意見交換に役立つ場となることが期待されています。

意見・感想・提案など

自由回答で寄せられた意見等についてまとめます。

GASを修得したいと考えていた矢先、本イベントを知る機会に恵まれました

数回に渡る内容があっても良いかと思いました

今回のGASハンズオンセミナーはシリーズで企画していますので、徐々にステップアップできるように内容が高度になっていきます。

GASの初心者から中級者くらいまでを対象に、手を動かすことでスキルを習得できる内容となっていますので、ご期待下さい。

今後企画されている輪読会も複数回に分けて実施する予定です。

それ以外にもシリーズ企画のリクエストが有りましたらお聞かせください。

IT×会計士という生き方にチャレンジしたいと思っているので参考にさせていただければと思います

ITスキルは今後ビジネスを推進していく上で必須になります。

PyCPAではIT×会計士のロールモデルを排出することも目的にしており、そのための様々な取り組みをしてまいります。

既にPyCPAでの発信をきっかけとして新しいビジネスを開拓している会計士が現れつつありますので、是非コミュニティ内での発信にチャレンジしてみてください。

元機械学習エンジニアとして公認会計士に貢献できることとは

最近はエンジニアの方にもたくさん参加していただいています。
PyCPAメンバーの多くはエンジニアではない会計人材ですので、是非エンジニアの方の知識を提供していただきたく思います。
機械学習やデータ解析など、会計領域に適用可能なテクノロジーを知りたがっているメンバーは多数存在します。
是非チカラを貸してください。

AWSの使い方

管理会計のデザインに興味があります

pythonの活用事例

リアルオプションの輪読会

企業価値評価の輪読会

PyCPAではこれまでにも、経営管理、監査、仮想通貨、数学、海外テクノロジーなどのセミナーを開催してきました。

今後も一風変わったコンテンツを用意しておりますので、ご期待ください。

これらコンテンツを継続的に企画・実施していくためには、運営事務局のみではリソースが絶対的に不足しています。

勉強会の運営をお手伝いしてくれる方がいらっしゃいましたら、是非お力添えを頂きたく存じます。

勉強会を開催したいトピックがありましたら、是非主催者としてPyCPAを盛り上げてみてはいかがでしょうか。

まとめ

PyCPA GASハンズオンセミナーの概要と、セミナーの振り返りについて述べました。

徐々にその裾野を広げつつ、コミュニティとしての輪郭を備え始めたPyCPAですが、まだまだ始まったばかりです。

みなさんの学ぶ意欲と発信で、一緒に楽しみましょう。

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