仕訳をきる?する?行う?

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勘定科目と金額を左右に並べることで会計処理を表す形式を、仕訳といいます。仕訳は複式簿記の重要な要素のひとつです。

この仕訳という言葉を動詞的に使うとき、みなさんはどんな表現を使いますか?

仕訳をする、仕訳る(しわける)、仕訳を切(き)る、仕訳を行う、など、いくつかのバリエーションがあります。

私がよく使う表現は「仕訳をきる」で、Twitterでのアンケートでも一番多い結果になりました。

ただ、会計学のテキストを読んでみると、「仕訳をきる」という表現をよく用いているというわけではないようです。

たとえば『現代会計学』のp.145では「仕訳をしなさい」という表現が使われています。この命令文を通常文に直すと「仕訳をする」という表現になるでしょう。

 

また『財務会計講義』のp.39では「仕訳を記入する」という表現が使われています。

同テキストにおける別の表現としては、p.45では「仕訳が追加的に行われる」とあり、この受動分を通常文に直すと「仕訳を行う」という表現になるでしょう。

このように、仕訳という用語を動詞的に用いる際の表現には、正解はないようです。

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