逃げるのではない。環境を,戦う場所を変えるのだ。

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自分の実力を超える試練に立ち向かうこと。それは自分を成長させるのに重要なことです。

しかし,あまりに過酷すぎる状況においては,逃げることもまた重要な戦略です。

過酷な状況における成長と犠牲

多少の逆境は成長機会と思ってチャレンジしたいところです。自分の実力よりも高い水準を要求され,期待に応えようと努力するとき,人は成長します。

しかし,それが自分の限界を超えてしまうものであってはいけません。

ハードすぎる環境や長期のプレッシャーは精神も肉体も蝕み,体調を崩したり,メンタル不調に陥ることもあります。度を超えた過酷な環境に置かれそうになったら,誰かに頼る・負荷を減らす・その場から逃げるなどした方がいいこともあります。

疲労状態での視野狭窄に注意

心身が疲れきってしまうと,頼るとか逃げるとかいう方策が,自分のとりうる選択肢として認識できなくなってきます。このような視野狭窄に陥る理由はおそらく,私たちの脳の認知能力や判断力が,疲労状態においては機能しづらくなるためでしょう。

以前SNSで『「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)』という漫画がバズりました。仕事で疲れ果て,電車に飛び込む一歩手前ではっと我に返るという短い漫画が,大拡散されました。

これも、疲弊しきってしまうと「仕事を辞めると」いう選択肢があることに気付けなくなる、という話なのだと思います。

視野が狭まってしまう前に、自分を守る選択をするのが大事です。

自分の身を守るために環境を変えることを「逃げる」などと表現する輩もいますが,そんな意見は聞く必要はありません。

自分の認知力・判断力が正常なうちに,自分が活躍できる場所に居場所を移すのは,素晴らしい戦略的行動だと私は思います。

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