この記事は,勉強・研究をする際に「課題ドリブン」であることが重要であることの理由と,課題の見つけ方についてのノートです。
課題ドリブン
課題ドリブンな学びとは,解き明かしたいこと・知りたいことをあらかじめはっきりさせてから学ぶということです。
課題ドリブンな学びは,必要なことが明確になるというメリットがあります。目的なく漠然と学ぶよりも道を見失いにくくなり、自分は何がしたかったんだっけ、何をしなきゃいけないんだっけと悩む時間が減る効果が期待できます。
課題解決に繋がらないことを積極的に学ばないため、効率的であるともいえます。
課題の見つけ方
第1の方法は先行研究で指摘されている課題を見つけることです。先行研究を詳しく調べ,それらが答えを提供していない領域を見つけることで,課題を明確にします。先行研究を批判的に見ることが大事です。
第2の方法は、自分の身の回りの困りごとを見つけることです。実際に自分の痛み・苦しみを関連した課題を見つけ,それを解き明かすような学びをデザインすることで、モチベーションが保ちやすいです。
第3の方法は、すでに知っていることの活かし方を考えることです。知っていることを振り返り,それがを何かに応用できないか考えます。他分野における応用例を知ることが役に立つかもしれません。すでに知っていることをいろいろな角度から眺めてみると,活用の緒が見つかります。
注意
課題が見つからないからといって焦らないということに注意しましょう。いい問いを立てるのは難しいことです。
課題が見つからないときは無理やり探さないでもいいのです。知りたくもないことを知りたい気になっても意味がないです。
自分の中に課題がなければ、自分以外の課題を知るところから始めましょう。
また,課題解決とかなにかの役に立つとか,そういう視点を捨て去って,ただ学ぶことを楽しむという捉え方も,大切です。
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