まだ数学から逃げてるの?これからのビジネスと数学

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こんにちは、毛糸です。

先日、私が所属している勉強会で「会計士と数学」に関するセミナーが行われました。

昨今のAIを始めとするテクノロジーの進展の背景には数学の利用があり、ビジネスマンの中でも数学を勉強したいという人が増えているようです。

今回は、これからのビジネスと数学についてお話します。

目次

  • ビジネスと数学の密接な関係
  • 数学で広がる世界
  • さぁ数学を学ぼう
  • 数学を学ぶ道しるべ(おすすめテキスト)

 

ビジネスと数学の密接な関係

現代において、ビジネスの現場では見えないところで多くの数学が使われています。

例として、ビジネス系資格の最高峰、公認会計士の仕事と数学について考えてみましょう。

会社の業績を数値として表す手続きが会計です。

会計は、いまでは大規模なシステムや専門のソフトウェアが利用されており、日常の会計業務に数学を用いるシーンはなかなかありません。

しかし、公認会計士試験にはビジネスへの応用を意図して、以下のような数学が出題されます。

  • 管理会計:経済的発注量分析
  • 統計学:サンプリングによる試査の理論的根拠
  • 経済学:ミクロ・マクロの厳密な議論
  • 経営学:企業金融論、投資理論

たとえば、監査において検証対象を抽出する「サンプリング」には、確率論と統計学の知識が応用されています。

また、金融商品会計・時価会計には、数理ファイナンス金融工学という分野の高度な数学が用いられています。

退職給付会計も保険数理という数学が基礎となっており、アクチュアリーという専門家が活躍しています。

他にも、営業先の選定や最適な人員の配置に最適化数学という分野が応用されていたり、商品の需要予測などにも数学が利用されています。

数学で広がる世界

最近、ビッグデータAIというバズワードが急速に広まってきました。

会計の分野においても、財務・非財務情報の広範な利用によって、膨大な量の変数の相関関係を分析したり、将来予測を行うことができるようになりつつあります。

AI、機械学習、ディープラーニングといったテクノロジーの進展は、こうした将来予測や、異常検知を可能にしました。

統計学の初歩で学ぶ回帰分析も、AIを学習する上で大変重要になってきます。

これからのテクノロジーの潮流として、音声認識を用いた仮想アシスタントや量子コンピュータといった技術が注目されており、今後数学がビジネスに応用されるシーンも更に多くなると予想されます。

次世代の会計と監査に関するテクノロジーの展望については、日本公認会計士協会IT委員会研究報告第52号『次世代の監査への展望と課題』にとても詳しく書いてありますので、参考にしてみてください。

『数学大百科辞典』には、高校レベル+アルファの数学と実生活・ビジネスへの応用例がたくさん載っているため、数学がどのような使われ方をしているかを知るのに格好のテキストです。

さぁ数学を学ぼう

高校を卒業した私たちは、すでに多くの数学を知っています。

高校数学で勉強した微積分ベクトル確率といった分野は、ツール化されビジネスに浸透しています。

マニュアルやツールといった「出来上がった道具」を利用するくらいであれば、今の我々にも十分対応できるのです。

整備されツール化された数学的「果実」を利用する以上のことがしたければ、数学についてより深く勉強する必要があるかもしれません。

数学の理解が深まれば、課題を認識し、数理の力でそれを解くことができるようになります。

説明変数はなにか?回帰モデルはどうしたらいいのか?データの前提はどうなっているのか?

現実世界の事象を抽象化・モデル化し、数学を使って解決する能力は、これから更に重要になってくるでしょう。

数学を学ぶ道しるべ(おすすめテキスト)

最後に、これから数学を勉強する道しるべを提示しておきます。

数学を学ぶに当たり一番大事にしなくてはならないのが、高校数学の理解です。

高校数学はすべての数学の基礎となるもので、わからないことを調べる基礎力になります。

高校時代は文系で、数学からは逃げていた、そんな人はまず復習から始めましょう。

高校数学の復習には、こちらの本が優しく、トピックも網羅されていておすすめです。


高校数学を一通り抑えたあとは、大学数学に挑戦です。

最新のテクノロジーの多くは、大学レベルの微積、線形代数、確率・統計が必須となります。

大学レベルの数学をさくっと学ぶのはやや難しいですが、勉強する目的に応じて、次のような本を読むのが良いでしょう。

おおよその数学力が身につくと、逆算思考、つまり「何を学べば壁を乗り越えられるのか」がわかるようになります。

ここまで力がつけば、ググる、本を読む、仲間を募る、発信するといった活動ができるようになります。

どんな数学がどんなシーンで利用されているかが知りたければ、以下の本がおすすめです。高校レベル+アルファの数学と実生活・ビジネスへの応用例が豊富で、納得感を持って勉強することが出来ます。

まとめ

会計分野と数学には、密接な結び付きがあります。

これからのビジネスはさらに数学の活用が拡大していくと考えられており、いまは勉強するのに最高のタイミングです。

まずは高校数学から復習を始め、数学力を高めていきましょう。

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