こんにちは、毛糸です。
この記事を書いている日の次の日(2019/5/11)に、『モンテカルロ法によるリアル・オプション分析』の輪読会を開催します。
→『モンテカルロ法によるリアル・オプション分析』輪読会第1回
第1回開催に際して、この輪読会の目的、なぜ輪読会を開くのか、どんな風に進めるのかについて整理しておきたいと思います。
目次
そもそも輪読会とは何か
輪読会とは、複数人で同じ本を読み進め、集まって内容を共有し、理解を深める方法です。
大学のゼミやエンジニアの勉強会の一環として行われています。
事前に内容をまとめ、当日にプレゼンテーションを行う方式がとられることが多いです。
本を独りですべて熟読する必要がないので、効率的に内容を理解できます。
『モンテカルロ法によるリアル・オプション分析』輪読会の目的
この輪読会の目的は『モンテカルロ法によるリアル・オプション分析』を読破することです。
第一目標は「読むこと」であり、完全な理解は敢えて目指しません。
理解度の目安でいうと、他の人に「この本はこういうことが書いてあるんだよ」と雰囲気を語れるレベルでOKです。
なぜ「理解すること」を第一目標にしないかというと、本書がとてもハイレベルな内容であるからです。
本書の内容は本ブログの記事『『モンテカルロ法によるリアル・オプション分析』内容の概説、こんな人におすすめ、いい点と注意点』にまとめてありますので、その難しさの雰囲気がわかると思います。
とてもハイレベルなので、もはやみんなで足並み揃えて理解しよう、というのが不可能です。
十分に理解している人が参加者に講義するスタイルのセミナーであれば可能かもしれませんが、今回はそういった形式にはしないので、とりあえず「読む」ことができればOKということにします。
もちろん、「読む」ことから理解は始まりますし、輪読会への参加でかなりの理解が得られるので、決して「理解」を放棄しているわけではありません。
なぜ輪読会を開くのか、独りではいけないのか
本書を輪読会で読む理由は3つあります。
1.難しいから
本書はファイナンス(金融工学)とプログラミング(VBA)の理解がなければ読めません。
独りでこの本に取り組むとなると、かなり気合を入れて取り組む必要があります。
しかし、忙しいビジネスマンが、難解な数学やプログラミングにじっくり取り組むのはなかなか厳しいものがあります。
輪読会で読むことで、ファシリテーターや他の参加者の理解を共有でき、意見を聞きながら読むことが出来るので、理解が深まります。
2.甘えてしまうから
独りでは「わかったつもり」になったり、テキストに書いてあるプログラミング・コードを眺めるだけで入力しなかったりと、甘えが出ます。
本書はプログラミング・コードを実際に打ち込み、手を動かしながら読み進めることを前提としているので、甘えると何も身につきません。
同じ目標を持つ人で集まって、みんなで読み進めることで動機づけを図ります。
3.実務的だから
輪読会の進め方
まとめ