実務課題を抽象化するメリット

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ビジネスパーソンは、日々さまざまな課題に直面します。それは社会構造に由来する事業上の課題であったり、社外のお客さんとの関係から生じる課題であったり、組織内の人間関係に起因する課題であったりします。

業界人と話をしてみると、意外とみんな似たような課題に直面していることに気付きます。

そして多くの場合、似たような結論にたどり着いています。

このような状況は、個々の実務的課題は具体のレベルで異なってはいても、抽象的なレベルでは同じ課題に直面していることを示唆しています。抽象的なレベルで共通しているが故に、同じ業界では「あるある」と同意してくれるのです。

もし、個々の具体的課題を具体的に解決するのではなく、抽象的なレベルで解を用意しておくことができれば、多くの課題を一網打尽にできます。

MBA(経営管理修士)の課程では、そうした抽象的問題解決の訓練をしています。

座学で抽象論・原則論を学び、それをケーススタディなどに活かすことで具体化の術を学ぶのです。

実務課題を抽象的に考えることで、広範な問題に立ち向かうことができます。

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