きちんと学んだことのある分野の教科書をもう一度読んでみると、いろいろなメリットがあります。
その一つが、知識のデフラグです。
デフラグ(デフラグメンテーション)とはIT用語で、断片化した情報を整理することをいいます。デフラグを行うと情報処理が早くなるなどのメリットがあります。
既習分野の教科書を再読することは、知識をデフラグする効果があります。
知識は一度インプットしても、それを活用する機会がないと忘れてしまうものです。
そこで知識のデフラグが効果を発揮します。
学んだことを全部忘れてしまうことはあまりないかもしれませんが、ある部分は忘れ、ある部分は覚えているといったふうに、記憶が断片化します。
教科書を読むと、断片化した記憶を再度体系的に整理することができます。これによって知識の定着度は増し、利用しやすくなるのです。
勉強したことのある分野のテキストをもう一度読むのは、新しいことを学ぶという意味での楽しさは少ないかもしれません。
しかし、知識のデフラグが行えるため、「生きた知識」を身に付けるのに役立ちます。
初心にかえったつもりで、昔読んだ本をもう一度手に取ったり、既習分野の新刊を読んでみたりしてみてはいかがでしょうか。