オンラインの勉強会は探せばたくさん見つかります。Connpassのような勉強会支援のサービスもありますし,SNSで情報を目にすることも多いです。
でも,こうしたイベントを見つけても,実際に参加する気持ちになれなかったりもします。
この記事では,勉強会は気になるけど行動にうつせない,その要因と向き合い方について考えます。
自分要因:勉強が足りてない
自分はまだ勉強が進んでいないので,参加してもあまり有意義な時間にならないかも,という不安を持つことは多いです。その不安が勉強会への参加を阻んでいることがあります。
たしかに,基本的な理解がないまま,応用的なトピックの勉強会に参加しても,理解は進まないかもしれません。高校数学もあやしい状態で,最近の機械学習手法の勉強会に参加しても,ちんぷんかんぷんでしょう。
しかし,その勉強会に興味を持ったのには,なにか特別な意味があるのではないでしょうか。その分野の専門性を高めたいとか,自分の課題を解決するために知識をつけたいとか,そういう目的意識があったからこそ,その勉強会が目に留まったのではないでしょうか。
応用的なトピックを知ることにはメリットがあります。それは自分の理想や目標が具体化するということです。
応用的なトピックというのは,自分が勉強した先にたどり着ける未来の知識です。それを早い段階で知ることができれば,学習のモチベーションに繋がります。
「こんな難しい世界があるんだ,でも勉強を続ければこれが理解できる日が来るんだ」と前向きに捉えることができれば,やる気も高まり学習の継続にも良い影響を与えるでしょう。
他の参加者要因:知り合いがいない
興味あるオンライン勉強会を見つけたとき,他の参加者はみんな常連で,自分が急に参加すると浮いてしまいそうだと思うことがあります。
オンライン勉強会は継続的に開催しているものも多く,そこではある程度,人間関係ができあがっていることもあります。そのような場に新たに参加するのは,とても勇気がいることです。
しかし逆に考えると,全く新しい人間関係を構築する機会があるということでもあります。
オープンに参加を募る勉強会であれば,新たな参加者は温かく迎えてくれることも多いです。
そういう場に勇気を出して参加してみれば,新たな人間関係が生まれ,自分の世界が広がるかもしれません。
もし不安なら,主催者に連絡をとってみるのがいいでしょう。ダイレクトメールを送り「初めて参加するのですが,大丈夫でしょうか…?」と聞いてみれば,勉強会の雰囲気などを教えてくれるはずです。
内容要因:興味がある内容ではない
勉強会というものに参加してみたいけど,どうも自分の興味をそそるないようではない,というケースも多々あります。
そのような場合には,もう一度自分が勉強会に参加する目的を問い直してみるとよいでしょう。
勉強会に参加すること自体が目的ではないなら,他に有意義な時間の使い方がないか考えてみてはどうでしょうか。
勉強会に参加することだけが学びの方法ではありません。一人で図書館に行ってもいいですし,知人との会話の中で思案を巡らすのもいいでしょう。
ただ,他に予定がなく,一人では勉強しなさそうだという予想があるなら,軽い気持ちで勉強会に参加してみるのはありです。
登壇者の発表を聞いたり,参加者と交流したりすることで,きっと刺激を受けるはずです。そういう刺激が,自分の行動や習慣を変えるかもしれません。
その他要因:時間がない
勉強会が開催される時間に他の予定がある,家事,育児で参加できない,そういった理由は多いです。これは仕方のないことです。
勉強会に参加するという時間の使い方は,数ある選択肢のうちの一つです。
家事や育児は,自分の人生において重要な時間の使い方のはずです。それを犠牲にしてまで勉強する必要はないと,個人的にはそう考えています。勉強するということは,意外と贅沢なことなのかもしれません。
もし勉強したいという強い気持ちがあって,家事や育児がそれを阻んでいるなら,家族と相談して時間を作らせてもらえないか相談するのもいいでしょう。
学びたいという気持ちやその目的を丁寧に伝えれば,理解してくれるのではないでしょうか。
まとめ
学びの機会は世に溢れていて,それをどう活かすかは個人に委ねられています。
自分の時間の使い方を決めるのは自分自身ですから,後悔のない選択をしたいものです。
この記事で取り上げた要因と向き合い方で,学びの機会が増えればいいなぁと願っています。