会計は写像であるといわれます。このフレーズはどう理解したらいいのでしょうか。
本記事ではこのフレーズの意味と、関連する会計学のテキストを紹介します。
会計は写像であるといわれます。このフレーズはどう理解したらいいのでしょうか。
本記事ではこのフレーズの意味と、関連する会計学のテキストを紹介します。
日本公認会計士協会 東京会 IT委員会研究報告書
『公認会計士業務のリモート化における業務現場での課題とITの利用について』
が公表されました。
https://tokyo.jicpa.or.jp/member/document/list.html?pdid=5629
リモートワークが普及した昨今の監査・会計業務において、知っておくべきTipsを解説しています。
東京会所属の会計士の方はお役立てください。
誠実であるということは、自分を守るという意味を持ちます。
失敗したり、困難に直面したときに、誠実でない振る舞いが自分を責める口実になります。
自分自身を責めず、自分自信を信じられるために、誠実であることは重要です。
人間には誰にでも失敗があります。日常の人間関係がこじれてしまったり、仕事でミスをしてしまったりと、私たちの生活に失敗はつきものです。
私たちが失敗に直面するとき、自分自信を責めてしまうことがあります。
「あのとき友人に横柄な態度をとって怒らせてしまったんだ」とか、「もっとよく考えて仕事を進めればよかったのに」とか、自分の過去を責める理由はいくつも見つかってしまいます。
自分自身を非難するのは辛いことです。失敗の原因が事後的に判明しても後の祭りで、なぜもっとふさわしい行動をとれなかったのかと後悔しても、もうどうしようもないのです。
日々の失敗に際して自分自身を責め立てないようにするにはどうしたら良いのでしょうか。
ひとつの解決策は、誠実さを欠かさずに生きること、だと思います。
誠実さとは、真面目であり、嘘をつかないことです。真面目であるということは、手を抜かないということを含みます。嘘をつかないというのは、自分に対しても嘘をつかないことを含みます。
誠実でない行いは、失敗が起きたときに自分を責める理由になってしまいます。
やましいこと、すべきとわかっていたのに手を抜いてしまった経験があると、失敗したときに大きな後悔を生みます。
他人や自分に嘘をつくと、たとえそれが誰かに知られていなくても、後ろめたさにつながります。
疲れていようと、辛かろうと、誠実性だけはなくしてはいけません。ズルしてはいけません。
逆に、常に誠実でありつづければ、失敗をしても「真面目にやったのだから仕方ない」と受け入れることができ、ポジティブな反省を行うことができます。他人から見ても、誠実に行った結果の失敗であれば、きっと大目に見てくれるでしょう。
誠実であるということは、失敗したときに自分を守ることなのです。
高校生棋士の日常と葛藤を描いたマンガ『3月のライオン』第2巻でも、「誠実性は自分を守る」に通じるエピソードが登場します。
主人公の桐山零は、将棋のプロになったあと、周りから1年遅れて高校に進学しました。
その理由について、高校球児の高橋くんが理由を聞きます。
高橋くんの真剣な顔を見て、桐山くんは本当の言葉で答えなければいけないと悟り、真摯にこう答えます。
「逃げなかった」って記憶が欲しかったんだと 思います
この言葉を聞いた高橋くんは、静かに「――…そうか…」とうなずき、自分の体験と照らし合わせ、こう応えます。
「逃げたり」「サボッたり」した記憶って 自分にしかわからないけど…………
ピンチの時によく監督に「自分の信じろ」って言われるすけど
でも 自分の中にちょっとでも「逃げたり」「サボッたり」した記憶があると 「いや…だってオレ あの時サボったし…」って思っちゃって それができないんです
だから 上手く言えないけど
そういうの失くしたかった……って事ですよね
自分の思いが通じた桐山くんは「何だコレ すっごい嬉しい」と心のなかで泣きそうになるのでした。
このシーンはまさに、誠実に生きることが自分を守る・助けることを描いていると言えるでしょう。
いざというときに自分を信じることができるように、常に誠実に生きたいものです。
この記事ではストックオプションと種類株式の評価についてウェブ上で利用可能な資料をまとめています。
また、これらの制度・会計処理・時価評価に関して参考になる書籍も紹介します。
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この記事では会計の役割を3つの視点から説明します。
『スタンダード管理会計』において、管理会計は以下のように定義されています。
管理会計とは,経営活動のさまざまな局面で,経営管理者が要求する各種の情報を提供し,また当該情報の作成と伝達のプロセスを通じて彼らの行動に心理的な影響を与えることによって,経営目的の実現を支援するシステムである。
財務諸表の作成・公開が社会的に義務付けられるようになった20世紀移行、経営者は会計数値を用いて経営の諸活動を管理したいと望むようになりました。また、効率的な生産を可能にする科学的手法にも注目が集まるようになりました。
管理会計は、経営の管理を担う者が合理的な目標を設定し、それを達成するための意思決定に有用な技術と考えられます。
加えて、会計の「情報システム」としての本質に着目し、管理会計もまた意思決定のための情報システムの中核とみなされるようになりました。
ただ、管理会計の全体像や個々の技術を端的な表現で言い表すのは難しいと、『スタンダード管理会計』では述べられています。
なぜなら、管理会計は制度的要請である財務会計とは異なり、法律や社会制度から制約を受けるものではないからです。つまり、多様な企業における、多様な意思決定を支援する情報システムが管理会計であり、それらに共通する特性や共通の枠組みを示すのは困難なのです。
このことを踏まえ、『スタンダード管理会計』でも前述の定義を述べる前置きとして、以下のように述べられています。
われわれは「管理会計とは何か」という根源的な問いに直截応えられるだけの術を持たないし,実際,管理会計はそれほど単純なシステムではない。それでも,あえて誤解を恐れずに,必要最低限の定義をここで付与するなら,以下のようになろう。
そうして与えられた「必要最小限の定義」が、この管理会計の定義なのです。
管理会計とは,経営活動のさまざまな局面で,経営管理者が要求する各種の情報を提供し,また当該情報の作成と伝達のプロセスを通じて彼らの行動に心理的な影響を与えることによって,経営目的の実現を支援するシステムである。
この記事では変動費と裁量費の定義と、その異同点について整理します。
この記事では、ネガティブな印象で語られがちの技術的負債という概念について、経済学的な観点から、そのポジティブな側面を述べます。
会計を企業の状態から会計情報への写像と見たとき、異なる2つの状態が「似ている」ならば、アウトプットとしての会計情報も「似ている」ことが期待されます。
本記事では企業の状態が「似ている」ことを数学的に同定式化するかについて考えます。
ビジネスパーソンは、日々さまざまな課題に直面します。それは社会構造に由来する事業上の課題であったり、社外のお客さんとの関係から生じる課題であったり、組織内の人間関係に起因する課題であったりします。
業界人と話をしてみると、意外とみんな似たような課題に直面していることに気付きます。
そして多くの場合、似たような結論にたどり着いています。
このような状況は、個々の実務的課題は具体のレベルで異なってはいても、抽象的なレベルでは同じ課題に直面していることを示唆しています。抽象的なレベルで共通しているが故に、同じ業界では「あるある」と同意してくれるのです。
もし、個々の具体的課題を具体的に解決するのではなく、抽象的なレベルで解を用意しておくことができれば、多くの課題を一網打尽にできます。
MBA(経営管理修士)の課程では、そうした抽象的問題解決の訓練をしています。
座学で抽象論・原則論を学び、それをケーススタディなどに活かすことで具体化の術を学ぶのです。
実務課題を抽象的に考えることで、広範な問題に立ち向かうことができます。
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