貸借対照表の純資産の部に置かれる勘定科目にはいくつもあります。資本金、資本剰余金、利益剰余金は特に有名です。
資本金と資本剰余金は名前がよく似ています、「剰余」が入っているかどうかですからね。
資本金と資本剰余金という似た勘定科目があることを踏まえると、利益剰余金と似た「利益金」なる勘定科目があっても良さそうです。
しかし、そんな科目は存在しません。
これはなぜなのでしょうか。
貸借対照表の純資産の部に置かれる勘定科目にはいくつもあります。資本金、資本剰余金、利益剰余金は特に有名です。
資本金と資本剰余金は名前がよく似ています、「剰余」が入っているかどうかですからね。
資本金と資本剰余金という似た勘定科目があることを踏まえると、利益剰余金と似た「利益金」なる勘定科目があっても良さそうです。
しかし、そんな科目は存在しません。
これはなぜなのでしょうか。
調子のってるときに「お前調子のってんぞ」と諭してくれる人や、気付かせてくれる仕組みを確保しておくのは大切です。ここでいう「調子のってる」という言葉のニュアンスは、「誠実さを欠く」「感謝を忘れる」「独りよがりな行動をする」といったネガティブな意味です。
調子のってるとき、人は自分が調子のってるなと自覚しづらいものです。調子のってる自分は「いい調子の波に乗ってる」と思っているため、不誠実な振る舞いをしていても気づきづらいのです。
そんなときに「お前調子のってんぞ」と諭してくれる人が近くにいると、独りよがりな行動にブレーキを掛けられます。言葉や態度で正してくれる人がいなくとも、自分の振る舞いを客観視するための指標などを見つけられると、上手にブレーキを掛けられます。
例えば、以下のような点に注目すると、調子のってる自分に気付けるかもしれません。
もちろん、調子のってる自分が悪だと言うつもりはありません。いい意味で「調子にのる」のは良いことで、自己肯定感を高め自信に繋がります。しかし、他人に不誠実な態度をとるのは避けたほうが良いでしょう。
調子のってる自分を正してくれる友人や仕組みを大切にしたいものです。
「苦労は買ってでもせよ」という言葉があります。苦労は人間を成長させる機会であるため、苦労はしたほうが良いという教えです。
一方、「同じ苦労を味わわせたくない」と後進を案じる気持ちの大切さもよく知られてます。自分たちは不便な思いをしたけれど、それを乗り越えることができたので、後進には同じ苦痛を味わってほしくないという想いの現れです。
「苦労は買ってでもせよ」という教えと、「同じ苦労を味わわせたくない」という想い。相反する二つの考え方を、どう整理したら良いのでしょうか。
損失という会計数値は、その金額よりも「損失状態であること」が重要な意味を持っています。
本記事では企業の損失に関する行動を例にして、損失状態であるか否かというデジタルな尺度に意味があるという考え方について述べます。
人生において何を重視するか、というのは人それぞれ違います。
たとえば私が重視していることは
です。これらに同意してくれる方もいるでしょうし、他にもっと大事なものがあるという方もいるでしょう。
ここに挙げた項目のほかに「ビジネスで成功すること」「仕事人として成長すること」を重視する人も多いと思われます。ハードに働いて多額の給料を稼いだり、自分のスキルを高めたりしたいという話はよく聞きます。
しかしながら、ハードワークをするということは、それなりの犠牲を伴います。それは健康であったり、余暇の時間であったりします。
「あちらを立てればこちらが立たず」という関係をトレードオフといいます。激務と健康、仕事と余暇は、トレードオフの関係にあります。
経済的な豊かさ、健康、家族関係、余暇などの「人生の満足度」(経済学でいうところの効用)を左右する諸変数について、その重要性は個人とその環境によってまったく異なります。
経済的豊かさを得るためには余暇が少なくても構わないという人は、豊かさの限界効用よりも余暇の限界効用のほうが小さい、と表現されます。
満足度の源泉にはトレードオフが存在します。先に述べた、激務と健康のトレードオフなどです。
私たちはこのようなトレードオフのもと、自分が人生において何を大切にしているのか(どの変数の限界効用が大きいのか)という価値観に照らして、自分の生涯効用を最大化させるために意思決定を行っています。
時折、ワークライフバランスを重視したいという価値観に対して、スキルの獲得や成長を阻害すると言われることがあります。
確かに、ハードに働けばそれだけ仕事を覚える機会も増え、仕事への順応も早くなるでしょうから、このような主張には一理あります。
ここで重要なのは、ワークライフバランスを得ることと、ハードワークで成長を得ることと、どちらが自分の人生をより良くするか(生涯の効用を高められるか)という視点です。
ワークライフバランスを得ることの満足度と、ハードワークで大きな成長を得ることの満足度を天秤にかけたとき、前者が大きいのであれば良好なワークライフバランスのもと働くのがよいでしょうし、後者のほうが大きければ一心不乱に働くのが合理的な意思決定といえます。
もちろん、よく働く人の方が仕事人として評価されるのは当然ですから、場合によってはワークライフバランス重視派の人とハードワーク派の人とで、評価に差がつくこともあるでしょう。もしワークライフバランス派の人が「自分も仕事人として評価されたい」と思うのであれば、それは仕事の限界効用が高いとわかったということですから、そのときは仕事を頑張ればいいのです。
ただ、どの分野に比重を置くかが十人十色である以上、特定分野で他者と序列をつけることに大した意味はないように思えます。
大切なのは自分がどんな価値観をもち、どうありたいかを明確に認識して、自分で選択することです。
「これが私の選択だから」
と胸を張って言える、そんな生き方をしたいものです。
ひとつの汎用会計データベースを用意し、それを上手に集計することで、異なる目的の複数の報告書を作成するというアイデアがあります。
大福帳型データベースや複線型帳簿とよばれるアイデアです。
本記事では、これらの考え方と企業会計原則の「単一性の原則」の関係について述べます。
この記事では、仕訳の履歴の数学的表現と、その代数構造についてまとめます。
会計は様々なものにたとえられます。会計を数学の「写像」にたとえることは有名で、このブログでも何度か取り上げています。
【参考記事】
この記事では「会計は言語である」というアナロジーと、会計という言語の学び方について述べます。
過去を振り返り「あのときこうすべきだった」と後悔するのは、誰にでもあります。この後悔は、正解の選択ができなかったことに関する後悔といえます。
しかし、後悔先に立たずという言葉もあるように、この気持を回避するのは難しいことです。
社会人になってから「学生時代にもっと勉強すればよかった」と後悔することがたまにあります。
またそれに似た後悔として、社会人になりたての頃に受けた研修をもっと真面目に受ければよかったと思う時もあります。
どうしてこんな後悔が生まれるのでしょうか。
こうした後悔には、どんな気持ちで向き合えばよいのでしょうか。
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