2021年 7月 の投稿一覧

会計の本質を理解するために,データベースの知識が活かせる

「会計とは何か」という哲学的な問いかけに,どれだけの人が自信をもって答えられるでしょうか。

会計は写像であるとか,地図であるとか,言語であると言われます。

こうしたアナロジーを眺めていると,会計というのはものの見方であって,なんらかの方法と形式でビジネスのありようを写し取っているのだということに気づきます。

会計というものの見方がビジネスを写し取るにあたって,会計はビジネスのどんな要素に着目しているのでしょうか。

REA会計モデルはこの問いかけに対して,資源(resource),事象(event),主体(agent)の3つの要素に着目すると回答しています。

REA会計モデルとはなにか

どんな要素に着目して情報を整理するのかという視点は,データベースの設計にも求められます。データベース(DB)は,興味の対象をどのようにデータに写し取るのかを考える際に,対象や関係を把握します。そこでは「この世界のどんな構造に着目するか」という視点が求められています。

会計が写し取るビジネスの要素がわかれば,それをDBで表現できます。逆に,ビジネスの要素をDB表現できれば,その背後には会計的な見方があるとも考えられます。

複雑なこの世界のありようをDBという完結明瞭な形式の写し取るというプロセスについて理解することで,会計というビジネスの見方がどういう風になっているのかを理解する助けになります。

こちらのテキストは汎用的な会計データベースによって多様な会計目的を達成する可能性について論じています。

その参考文献にも挙げられている以下のテキストは,DBの数学的特徴やDBの操作について解説しています。

なぜ経理人材が足りないのか。その理由と対応策

公認会計士である私が決算支援という専門業務を提供する中で,多くの企業から「経理人材がいない」という悩みの声を聞きます。

なぜ経理人材がいないのでしょうか。新しいテクノロジーの導入によって経理業務は自動化され,経理スタッフはいらなくなったはずではなかったのでしょうか。

上場企業も中小企業もベンチャー企業も,経理の作業者・マネージャーがいないと嘆く理由について考えます。

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REA会計モデルとはなにか

この記事では会計データの概念モデルであるREA会計モデルについて説明します。

REA会計モデルは複雑な会計事象をシンプルに表現するための基本的な視点を提供してくれます。

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『AI時代に複式簿記は終焉するか』を読む

『AI時代に複式簿記は終焉するか』という研究書を見つけました。

この記事ではそのテキストの内容を,目次を眺めながら整理します。

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スキマ時間にできるインプット

現代はスマホひとつでさまざまなことができるようになりました。本を読むことも,文献を探すことも,情報を見つけることもできます。

この記事ではそんな情報化社会の中で,スキマ時間にできるインプットの方法として,私が実践していることを紹介します。

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ヒューマン・マシン・ミックス:経営資源として人間を使うか機械を使うか

AIなどの新しいテクノロジーが,人間の仕事を奪うという主張をよく聞きます。

特に,経理や監査の事務員は,機械に代替される確率が高いという研究もあります。

【参考】経理職員はAIに仕事を奪われるのか?

本記事では,人間の仕事が機械に代替されるか否かという「ゼロイチ」の議論ではなく,人間と機械が互いの良さを発揮できるような協働のしかた,ヒューマン・マシン・ミックスについて考えます。

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