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ビジネス


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「去年はこうでした」が通用するための条件

こんにちは、毛糸です。

先日、会計士の方がTwitterでこういった趣旨の発言をしていらっしゃいました。

「去年はこうでした」は通用しない。1年前と何も変わっていないと思っているのか。

このつぶやきに関して、私はこうツイートしました。

今回は「去年はこうだった」という発言が通用するための条件について考えてみたいと思います。

前例踏襲は悪いことか?

「去年はこうだった」という発言の趣旨は、「去年はこういう手順で仕事をして、特に問題にならなかった。今年も同じようにやっているのだから、問題ないはずだ」ということでしょう。

この「去年はこうだった」という考え方、前例踏襲の姿勢というのは、個人的には間違った考え方ではないと思います。

なぜなら、去年の作業結果が妥当で、今年も去年と同じ前提と手続きを踏襲しているのなら、今年も同様の結果になる蓋然性が高いからです。

もし、去年の作業内容と結果を完全に忘れ去り、毎年「スクラップ・アンド・ビルド」でゼロから作業を組み立て、結論を導くようなやり方をしていたら、同じ作業と判断を毎年繰り返すことになり、非効率です。

同じ手続き、同じ判断を繰り返したところで大きな意味はなく、単純に手間が増えるだけですから、既に得た結論(去年はこうだった)に依拠できるならしたほうが、負担が少なくて済みます。

疑うことのコスト

前例踏襲は、最近よく目にする「疑うことはコスト」にも通じる考え方です。

「疑うことはコスト」というのはGoogleに浸透している価値観であるとされ、現代のビジネスマンのあり方に指針を与えてくれる良書『どこでも誰とでも働ける――12の会社で学んだ“これから”の仕事と転職のルール』のなかで「ハイパー性善説」として紹介されている考え方です。

変化の激しい現代において、人を疑いスピード感を害するのは、大きな損失になりえます。

今回の「去年はこうだった」に関しても、去年の手続きと結果をいちいち疑うことで、追加的な負担が生じます。

毎回前年の結論を疑ってかかるのはコストがかかり、効果も大きくないでしょう。

むしろ、毎期踏襲しても問題が出ないように、しっかり作り込んで確実に引き継ぐべきで、私がコンサルを行っている大企業の経理では、そういう仕事の仕方をしています。

「去年はこうでした」が通用するための条件

「去年はこうでした」という前例踏襲のマインドは、同じ作業を繰り返すことを回避し、仕事を効率化するために一役買っています。

しかし、どんな場合でもこうした考え方が通用するわけではありません。

「去年はこうでした」が通用するための条件、それは、

去年と比べて作業の前提や手順に変更がない

ということです。

「去年はこうでした」というのは、去年と今年とで作業が同じならば結論も同じである、という仮説に基づいた判断です。

この判断が妥当であるためには、去年と今年の作業の前提条件が同じである必要があります。

去年と今年とで作業環境が様変わりしているなら、同じ手続きをとったとしても、同じ判断が行えるとは限りません。

したがって、「去年はこうでした」が通用するためには、「去年から前提に大きな変更はない」ということをきちんと確かめる必要があるのです。

冒頭の会計士さんも、「去年はこうでした」は変化の激しい状況においては通用しない、だから言ってはいけないのだ、という主張であると推察します。

前提が変わっていないかどうかをきちんと判定した上で、前例踏襲を行う分には、大きな問題は発生しないのではないかと思います。

前提の変化は、業務に組み込まれた仕組み(内部統制)でクリアできる問題ですので、安易に「去年はこうでした」と言わせないためのルールや仕組みをきちんと整えたいものです。

まとめ

「去年はこうでした」という前例踏襲は、仕事の無駄を省き効率化するのに役立ちます。

「疑うことはコスト」という考えにも通じるものがありますが、いつも妥当であるとは限りません。

「去年はこうでした」という主張が通用するためには、去年から前提に大きな変更がないことを、きちんと確認する必要があります。

ホワイト企業に失望する人の思考と理由

こんにちは、毛糸です。

先日こういった呟きをしました。

私はいわゆる「ホワイト企業」に勤めていますが、ときどき転職してすぐに「こんなはずではなかった」と失望して会社を去る人がいます。

今回はそんな人の思考とその理由について考えてみたいと思います。

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誇りとイキり、謙虚と自虐、専門家の態度。

こんにちは、毛糸です。

先日、私の尊敬する人がこんなことを話してくれました。

自分の専門分野だと知らず知らずのうちに上から目線になる時が出てくるかもしれない

この言葉がとても心に刺さったので、少し深堀りしてみたいと思います。

専門分野で慢心しない

自分の専門分野では、知らず知らずのうちに上から目線になる。

この言葉、まさしくその通りだなぁと反省しました。

私は公認会計士の資格を持っていたり、大学院でファイナンスの研究をしたりと、人並み以上に知識のある「専門分野」を持っています。

ある分野について広く・深く知っているからこそ、自分の知識に自信を持つことが出来ますし、それを社会に還元することも出来ます。

しかし、自分よりさらに広く・深く知っている人は必ずいるものです。

会計士だから、大学院を出ているから、自分の知識は普通の人より優れているのだ、などという不遜な考えを持とうものなら、SNSで集中砲火を浴びること必至です。

普通の人よりいくらか多く勉強・経験したとはいえ、上には上がいるもので、自分は世界のごく一部しか知らないのだということを認識しておかないと、痛い目を見ます。

あらゆる知識に簡単にアクセス出来るようになった現在、専門家の知識それ自体の価値は相対的に低下しており、慢心すれば途端に綻び、信用を失います。

専門家といえど、慢心してはいけないのだと、肝に銘じたいと思います。

誇りとイキり

自分の知識に自信と誇りを持つことはプロフェッショナルとして当たり前のことです。

クライアントは専門家の知識・経験の他に、専門家に頼るというサービスそのものに価値を感じていることも多く、専門家が自分に誇りを持つことは、プロとして必要なあり方です。

しかし、「誇りを持つ」ことは時として「イキっている」と捉えられがちです。

誇りと自信は、見せ方を少し誤れば、高慢で不遜な「イキった」姿に映ります。

イキりは自分を大きく見せたいという気持ちの表れであり、誇り・自信とは似ているようで、他者からの評価は全く異なります。

プロフェッショナルとしての「誇り・自信」と、威圧や権威付けのための「イキり」は、明確に区別しなくてはいけません。

謙虚と自虐

専門家には、謙虚で誠実な態度も求められます。

謙虚で誠実な姿勢は、信頼される専門家の必要条件です。

前述の「イキった」態度をとらないために、常に謙虚でいることが必要です(最近の私の課題でもあります)。

ただ、だからといって「自分なんてゴミカスです」と卑下するのは違っていて、自分を貶すことと謙虚さを持つこととは、明確に区別しなくてはいけません。

自分を貶めるのは単なる自虐風自慢であって、謙虚で誠実な態度とは異なります。

既に専門家として活躍している人が自虐をするのは、その専門分野を極めようとする後進の人たちに対する侮辱ともとれるものであり、慎むべきです。

専門家として成功している人が「私などまだまだ」と謙遜することは多々ありますが、これが行き過ぎて「自虐」にまで至ってしまうと、信頼をなくしてしまいます。

この辺りの匙加減は難しいものですが、謙虚さと自虐とは異なるのだという意識は常に持っていたいものです。

まとめ

専門家が陥りがちなイキりと自虐を、プロとしての誇りと謙虚さに対比させて考えてみました。

これらのボーダーラインは曖昧なものですが、信頼される専門家としてあるためには、常に意識しておきたいところです。

やりたいことはたくさんある、でも時間がない。そんな状況の解決策

こんにちは、毛糸です。

以前こんなつぶやきをしました。

その後、私は自分なりにやりたいことを数多く実現させてきました。

勉強会を企画したり、講師を招いてセミナーを企画したり、英語の専門書を読み切ったり、ブログを習慣化させたりと、多くの成果を生むことが出来ました。

今回は「やりたいことはたくさん、でも時間がない」そんな状況の解決方法を整理したいと思います。

本当にやりたいことなのか問いかける

やりたいことがたくさんあるのに、時間がないと焦ってしまう。

そんなときはまず、「やりたいと思っていること」が本当に心からやりたいことなのかを問いかけます。

やりたいと思っていても、なかなか行動に移せない、もしくはなにかと理由をつけて先延ばしにしているという状況なら、それは本当にやりたいことではないのかもしれません。

犠牲を払ってまで、日常を変化させてまで、やりたいことではないのかもしれません。

そういう半端な気持ちはこの際、脇に置いておいて、本当にやりたくて行動せずにはいられない、そういうことに時間を使うようにしましょう。

何か新しいことに取り組みたい、チャレンジしたいという気持ちは、自発的に生まれます。

心のうちから沸き起こる探究心の特に強いものを優先的に取り組むと、時間を有効利用できます。

参考記事:>>学習意欲を持ち続けるための心がけ4つ

自分ひとりでやるのか、他人を巻き込むか、他人に任せるか

あなたがやりたいことは、1人でないと出来ないことでしょうか。

1日は24時間しかありません

訓練によって作業効率は上げられるかもしれませんが、時間という制約から逃れることは不可能です。

したがって、他の人を巻き込む、もしくは任せることで、やりたいことが実現できる道をさぐることも重要になってきます。

たとえば、プログラミング技術を習得したいというような場合には、一人でパソコンに向かう時間は避けて通れないでしょう。

しかし、やりたいことがプログラミングそのものではなく、何かサービスを作ることだとしたらどうでしょうか。

その場合には、自分でゼロからプログラミングを習得しなくとも、既にスキルのある友人と一緒にやることで、目的は達成できますし、その方が効率的である場合もあるでしょう。

他人を巻き込んでやることが、充実感につながることもあります。

またいっその事、他人に任せてしまってもいいことかもしれません。

掃除がしたいけれど時間がない、そんなときにホームヘルパーを頼む、そんなイメージです。

やりたいことをやるために、他人の協力が得られないか、検討してみましょう。

時間の使いかたを見直す、やりたいこと以外に費やす時間を減らせないか

人の力を借り、それでもなお、たくさんやりたいことがある。

でも一日24時間じゃ到底手がつけられない。

そんなときはどうしたらいいでしょうか。

ここでの問題は、持っている時間のうち、やりたいことに当てられる時間が少ないことにあります。

こう考えると、できることは2つです。やりたいことを減らすか、やりたいこと以外に費やす時間を減らすかです。

やりたいことを減らすというのは、単に我慢してやらない、ということに限らず、なにかとなにかを組み合わせることで、一挙両得を目指すことも含みます。

一方、やりたいことではない「その他」の時間はどうやって減らしたらいいのでしょうか。

方法は2つ、やりたくないタスクを減らすか、やりたくないタスク生産性を上げるかです。

時間管理マトリックスというのをご存知でしょうか。

タスクを、重要か否か、緊急性があるか否かという2軸、4象限に分けて管理する方法です。

(出典:http://www.franklinplanner.co.jp/system/important.html)

もしやりたくないタスクが重要でも緊急でもないものであるなら、思い切って切り捨てることで、自由な時間を増やすことが出来ます。

やりたいこと(それはしばしば重要なこと)に十分な時間を取れるよう、必要のないことに割く時間を小さくしましょう。

もう一つの方法が、タスクを効率的にこなし、作業にかかる時間を減らすことです。

仕事効率化の方法には、プロジェクトマネジメントの手法を学ぶとか、テクノロジーを利用するなどの方法があります。

私が業務を大幅に圧縮するのに効果的だった手法は、下記の記事を参考にしてみてください。
参考記事:30時間の作業を1/3に圧縮できた3つの理由|マクロVBA、業務見直し、マニュアル化

まとめ

やりたいことはたくさんあるのに時間がない、そんな状況を打開するための3つの視点についてまとめました。

  • 本当にやりたいことなのかを問いかける
  • 他人の協力を得る
  • 時間の使いかたを見直す
もしみなさんが実践する「やりたいことをやるための方法」があれば、コメントやSNSで教えてください!

ビジネスマンにおすすめする、ゴールデンウィーク10連休に読んで欲しい本5冊!

こんにちは、毛糸です。

ゴールデンウィークが始まりますね、今年は10連休という超大型連休です。

10連休を使ってスキルアップしたいというビジネスマンは少なくないでしょう。

そこで今回は、私がこれまで読んだ本の中でビジネスに特に役立っているものをまとめてみます。

仕事の能率を上げ、成果を高めるための書籍を

  • プロジェクトマネジメント
  • Excel関数、マクロ、VBA
  • 見やすい資料の作り方
の3つのポイントから紹介します。
 

外資系コンサルが教えるプロジェクトマネジメント

プロジェクトとは、ある特定の目的を達成するために人材や時間を投下し課題を解決していくプロセスです。
 
私達の仕事の多くはプロジェクトであると解釈できます。
 
したがって、プロジェクト管理(プロジェクトマネジメント)の手法を学ぶことで、日々の業務を効果的かつ効率的に遂行することができます。
 
プロジェクトマネジメントというと、通常は管理職の仕事だと思われがちですが、スタッフ職階の人でもこれを学ぶことで、自分の仕事を円滑に進めることができます。
 
プロジェクトマネジメントの解説書は多々ありますが、私はこの本を勧めます。
 

本書は、 

  • プロジェクトマネジメントとはなにか
  • プロジェクトマネジメントに必要なこととはなにか
  • どんな心づもりで取り組むべきか
  • 具体的にどういう方法をとるべきか

といった内容が網羅されています。

プロジェクトマネジメントのノウハウをインプットしておくだけで、仕事の見通しがよくなり、リスクに備えることができ、クライアントの期待に答える準備に時間をたっぷり取れるようになります。

 
仕事の忙しさの中で改善点を見つけ実行していくのは難しいですが、連休を使って「ベストソリューション」を前もって勉強しておくことで、休み明けの業務をブーストすることができます。
 

Excel関数、マクロ、VBA

ビジネスでExcelを使う人にとって、Excelを効率的に使うことは、そのまま業務効率化に繋がります
 
Excelはビジネスで当たり前のツールである一方、Excelの使いかたを基礎から体系立てて教わる機会はあまりありませんし、我流に走り非効率な使いかたをしている人もたくさんいます。
 
この大型連休を使って、Excelの使いかたを極めてみてはいかがでしょうか。 

関数は「使える順」に極めよう! Excel 最高の学び方

Excelは関数を効果的に使うことで多くの分析ができ、業務を効率化することができます。

Excel関数の数は膨大で、そのすべてを勉強することは不可能です。

しかし、ビジネスでよく使う関数というのは実は数が限られており、それらを優先的に習得することで、高い費用対効果が得られます。

本書は関数を「使える順」に解説してくれる他に類を見ない良書で、これを読むことですぐにビジネスに活かせるスキルが身につきます。

Excel VBAの教科書

Excelには処理を記録し自動化するツールが搭載されています。 

それが「マクロ」です。

マクロを使うことで、大量のデータを集計したり、加工したりする作業を、機械に任せることができます。

私自身、マクロを用いることで劇的な業務改善に成功しました。
参考記事:30時間の作業を1/3に圧縮できた3つの理由|マクロVBA、業務見直し、マニュアル化

マクロは、VBAというプログラミング言語によって作ることができます。

プログラミングというと、最近何かと話題ではあるものの、いまいちとっつきにくいと感じている人も多いのではないでしょうか。

私がおすすめする以下の本は類書と比較して、

  • 前提知識が不要で
  • 一般的なプログラミングの考え方が身につき
  • 辞書のように無味乾燥でなく
  • 特定の用途にフォーカスしてないので汎用性が高い

という特徴のある良書です。

Excelワークを更に効率化したいと考えている方は、このゴールデンウィークにVBAプログラミングによるExcelマクロの作成にチャレンジしてみてください。

見やすい資料の作り方

ゴールデンウィークに習得をおすすめしたいのが、見やすい資料の作り方です。
 
見やすくわかりやすい資料というのは、ビジネスでは様々な場面で求められますが、見やすさというのは個人の感性にも左右され、体系的に勉強する機会は少ないと思います。
 
しかし「見やすい」「わかりやすい」資料を作るためのルールというのは、ある程度セオリーや標準的な規則が決まっています
 
ゴールデンウィークにこれら「基礎」を身につけることで、今後ずっと、資料作りに迷うことがなくなるでしょう。
 

外資系金融のExcel作成術: 表の見せ方&財務モデルの組み方

本書はエリートが集う外資系金融機関で「エクセルニンジャ」の異名をとった著者による、美しい表の作り方を説明した本です。
 
罫線の引き方や、インデント(段落)の効果的な使いかた、ベタ打ちなのか関数なのかひと目で分かるフォント色のルールなど、Excel表をわかりやすく作るためのノウハウが満載です。
 

 

 
本書の後編は「財務モデル」に関する解説で、これだけでも十分価値ある内容です。 

ただし、初見ではかならず引っかかるであろう落とし穴があるため、注意が必要です。
参考記事:『外資系金融のExcel作成術』誤植?数字が合わない理由と解決策

伝わるデザインの基本 増補改訂版 よい資料を作るためのレイアウトのルール

本書は、見やすく・わかりやすい資料の作り方を解説しています。
 
フォントの選び方、配色、レイアウトなど、Excel表にとどまらず、資料全般に適用可能な手法が載っています。
 
デザインの本というと、センスが必要なのではないか?と心配になるかもしれません。
 
しかし、本書ではなぜその方法が伝わりやすいのかを丁寧に解説しているのに加え、良い例と悪い例を比較して図解してくれるので、再現性がとても高いです。
 

 

 
 
本書で説明されているフォントの使いかたは、下記の記事にもまとめてあるので、参考にしてみてください。
参考記事:おすすめフォント保存版!WindowsとMacそれぞれの見やすいフォントをまとめました。 

まとめ

大型連休は勉強するのに絶好のチャンスです。

本記事では、ビジネスを効果的に進めるために、

  • プロジェクトマネジメント
  • Excel関数、マクロ、VBA
  • 見やすい資料の作り方
の3つの観点から、おすすめ書籍を紹介しました。
 
是非このゴールデンウィークを有効活用して、スキルアップを図りましょう。
 
 

30時間の作業を1/3に圧縮できた3つの理由|マクロVBA、業務見直し、マニュアル化

こんにちは、毛糸です。

私は決算支援コンサルタントとして大企業の経理支援をしています。

毎期の作業の中で、1つのタスクに30時間もの工数がかかっていた、繁忙期の悩みのタネになっていたExcel作業がありました。

大量のcsvファイルを一つ一つ開き、必要な加工をし、集計した上、他の資料と照合するというもので、かねてから決算作業の中で最も嫌な作業として扱われてきました。

しかし、私はこの作業を10時間まで圧縮することに成功し、67%の業務効率化を達成しました。

今回は30時間の作業を1/3に圧縮できた3つの理由についてまとめます。

マクロを導入した(VBAプログラミング)

30時間の作業を1/3に圧縮できた1つ目の理由は、Excelマクロの導入です。

マクロとはExcelの手続きをコンピュータに記憶させ、処理を自動化することが出来る機能です。

私が取り組んでいた作業は大量のデータを開き、加工し、集計する必要がありました。

扱うファイルが膨大であったため、30時間(8時間勤務で4日弱かかる)という工数のかさむ作業です。

しかし、手続自体は簡単で、かつ、似た作業の繰り返しで構成されていました。

こんなときに役立つのがExcelマクロです。

マクロを用いると、手続きのパターンをExcelに覚えさせ、大量のデータを処理するプロセスを自動化することが出来ます。

もちろん途中で人の目が必要な部分や、判断を伴う箇所がありましたが、そういった部分を適切にExcelに伝えておくことで、人と機械が共同して作業を行うプロセスを確立できました。

Excelマクロの導入によって、30時間の作業のうち15時間が削減できました。

ExcelマクロはVBA(Visual Basic for Application)というプログラミング言語によって作ることが出来ます。

今話題のプログラミングに興味があるという方は、日々の業務の効率化に結びつくVBA(Excelマクロ)を習得することで、高い費用対効果が得られますので、是非チャレンジしてみてください。

業務の抜本的な見直しを行った

30時間の作業を1/3に圧縮できた2つ目の理由は、業務の見直しです。

私がこの業務を担当することになったとき、この業務が本当に必要なのか別の視点から同じ効果が得られないか、もっと速く行う方法はないかを、注意深く検討しました。

マクロの導入はこうした視点から得られた解決策の1つです。

他にも、既にある別の資料を参照することで業務そのものをスリム化したり、複雑な数式が組んであるワークシートをシンプルな設計にしたり、「あればベター」な部分を思い切って廃止するなどの見直しを行いました。

業務を批判的に見つめ直すことにより、削減・効率化が出来る余地が見えてきます。

業務の見直しによる削減時間は3時間ほど、作業の10%を削減できました。

マニュアル化を徹底した

30時間の作業を1/3に圧縮できた3つ目の理由は、マニュアル化の徹底です。

この業務は大量のデータをミスなくさばく必要がありましたが、従来はミスが混入しがちで、手戻りが多く存在していました。

そこで私が行ったことが、業務のマニュアル化です。

作業内容を記録し、無駄が生じないように並び替えて効率化を図りました。

業務プロセスをチェックリスト化することによって、作業の抜け漏れを回避することが出来ました。

この取り組みによってミスや手戻りが劇的に減り、毎期の作業が2時間は圧縮されました。

まとめ

繁忙期の悩みのタネだった30時間のExcel作業は、

  • VBAマクロの導入
  • 業務の見直し
  • マニュアル化

によって時間が1/3に削減されました。

特にマクロの利用が大きかったですが、昨今の働き方改革や仕事効率の向上のため、プログラミングを勉強することの意義は大きいと思います。

皆さんも是非、スキルを身に着け自分を忙しさから開放させてみてはいかがでしょう。

「進捗ダメです……」成果が出ないときに見直すべき3つのこと

こんにちは、毛糸です。

思ったような成果が出ない、満足いく結果が出せない……

そういう後ろ向きな気持ちになることはありせんか?

忙しい時期には特に、仕事が思い通りに進まず、進捗の悪さに嫌になることもあります。
参考記事:つらい繁忙期を少しでも楽に乗り越えるための対策5つ

今回は、そんな「進捗ダメです……」な状況で、私が行っている3つの見直しポイントについてまとめます。

成果が上がらない状況で以下のことを見直すことで、嫌な気持ちから開放されるでしょう。

本当に成果を出す必要があるのか?

成果が上がらず、アウトプットに繋がらないととても焦ります。

しかし、そんなときはまず、

そもそも成果を出す必要があるのか?

ということを問いかけてみましょう。

いまは成果を求められているタイミングなのかということについて、冷静に見直します。

常に成果を出し続けるのは難しいことです。

時にはチカラを溜め、インプットに励み、準備を整えることも大切です。

落ち着いて考えてみると、気持ちばかりが先走り、成果が求められていないのに焦ってしまっているケースはよくあります。

本当に成果を上げる必要があるのか、落ち着いて考えてみましょう。

誰かと比べていないか?

成果が上がらないと焦っているときは、誰かと自分を比較してしまっていることがよくあります。

同僚が優れた成果を上げているのを見て、自分は何も達成できていないと卑屈になることがあります。

しかし、他人と比較することにどれだけの意味があるのでしょうか。

比較対象にしている誰かだって、それまでの努力がたまたま実を結んだに過ぎません。

常に自分が集団の先頭を走ることは出来ず、成果の有無も単なるタイミングの問題であることがほとんどです。

誰かと比較して自分を卑下する必要はありません

自分のペースで、必要な準備をし、然るべきタイミングで成果につなげればいいのです。

自分の方法は間違っていないか?

いまが成果を出すべきときで、自分なりの準備をしてきたのに、それでも成果が上がらないことがあります。

そんなときは、これまでの自分のやり方を見直す必要があります。

具体的には、以下のような視点で自分のこれまでを振り返ります。

  • 成果に結びつかないムダはなかったか
  • 必要な努力を怠らなかったか
  • 時間やお金などの資源は十分に投下したか

進捗が思わしくない理由はきっと見つかります、それを認識して、改善しましょう。

振り返りの結果、自分に足りなかった部分が見えてきたり、単純に時間が足りなかっただけと気づくことだってあります。

課題が見つかれば、そのあとは成功している人のやり方を真似してもいいですし、本を読んだり、自分が手本にする人(メンター)に相談するなどして、問題を解決します。

思い込みを捨て、解決策を自分の外に求めると上手く行くこともあります。

我流に走らず、スタンダードな方法を学び、ベストソリューションがないか調べてみましょう。

反省点が見つかれば、それを改善することで、きっと成果に結びつきます。

まとめ

「進捗だめです……」と気を落としそうなときには、私は3つの振り返りをしています。

  • 本当に成果を出す必要があるのか
  • 誰かと比べていないか
  • 自分の方法は間違っていないか

これらの振り返りによって、後ろ向きな気持ちになる必要などなく、ただ必要なことをやっていけばいいのだと、前向きな気持ちになります。

もし成果が上がらず焦ってしまったら、ここで述べた3つの振り返りを実践してみてください。

参考記事:つらい繁忙期を少しでも楽に乗り越えるための対策5つ

 

チェックリストで仕事が劇的に楽になった件

こんにちは、毛糸です。

先日こんな記事を書きました。
>>つらい繁忙期を少しでも楽に乗り越えるための対策5つ

この記事の中で、繁忙期を楽にするためには、業務チェックリストを作成することが有効だと述べました。

今日も私は自作のチェックリストを使って、業務を効率的に進め、4/23日現在で、既にゴールデンウィーク後が期限の仕事にも着手できました。

今回はチェックリストの効果について考えてみたいと思います。

チェックリストの効果その1:ミスが激減した

チェックリストを使って感じた効果の1つ目は、ミスが圧倒的に減ったということです。

私はそそっかしい性格で、細かな部分に気が回らないことが多々あり、以前は先輩から細かな指摘を何度も受けていました。

しかし、作業手順をチェックリスト化し始めてからは、こうしたミスが劇的に減りました

作業をチェックリストにすることで、必要な作業を漏れなく実施することができ、作業の安全性が高まります。

もちろん、最初から完璧なチェックリストは作れませんから、作業を進めていく中で、チェックリストに足りない項目が出てくることがあるでしょう。

しかし、そういう場合も、チェックリストを更新し続け改善していけば十分です。

最初はざっくり手順をまとめ、徐々に細部を詰め、セルフチェックのポイントなどを織り込んでいきます。

なんども作業を繰り返し、ときにはミスにぶつかることで、チェックリストの汎用性が増していきます。

こうして作り上げたチェックリストを使い、その通りに作業することで、作業の抜け漏れが防止でき、自然と業務の安全性が高まります。

チェックリストの効果その2:判断に疲弊しなくなった

チェックリストを使って感じた効果の2つ目は、判断の余地がなくなり疲れなくなったということです。

判断や意思決定は、脳を酷使します。

これは正しいか?見逃しはないか?確認は十分か?

と考えながら作業するのは、大変消耗します。

しかし、チェックリストを作っておけば、必要な手順や確認は、リストをなぞっていけば自然と満たされますから、判断が介在する余地が少なくなってきます。

チェックリストを使うことで、タスクを「単純作業」に近づけられるので、スタミナを減らさずに仕事を消化できるようになります。

チェックリストを使うと成長できない?

これをお読みの方のなかには

頭を使ってこそ成長できる!チェックリストなんか使って楽しようとするな!

と考える方もいらっしゃると思います。

確かにチェックリストは業務を機械的に処理するのに近く、判断の余地を小さくするため、「頭を使う」ことが少なくなります

しかしこれこそがチェックリストのメリットであり、繁忙期を楽に乗り越えるためのキモでもあります。

繁忙期は仕事で及第点とるだけでも疲弊しますから、なにもこの辛い時期に成長を敢えて志向しなくてもよいのではないでしょうか。

業務に必要なスキルは、繁忙期を乗り越える中で自然に身につきます。

チェックリストは必ずしも必要でない(価値を産まない)仕事を効率化するためのツールですから、チェックリストを使うと成長しない、というのは的はずれな気がします。

成長につながる挑戦は、余裕のあるときにしたらよいのではないでしょうか。

チェックリスト化するほど単純じゃない?

これをお読みの方のなかには

私の仕事は複雑でチェックリスト化できない

という人もいるかもしれません。

もちろん、業務が複雑で、様々な資料や関係者とのやり取りを経て達成される仕事は、チェックリスト化しづらいようにも思います。

ただ、業務の理解と整理が出来ていないためにチェックリスト化出来ないというのは別にして、業務の複雑性を理由にチェックリストが作れないという人は、チェックリストを細かく作ろうとしすぎではないでしょうか?

チェックリストは、作業ひとつひとつを記載する必要はありません。

もっとざっくりと、自分の行動を振り返るのに使えるレベルのアバウトさでも十分機能します。

例えば、私が使っているチェックリストは、こんな内容です。

□過去の改善や課題はクリアしたか?
□当期の会計数値は前記と比べて異常でないか?
□手順書の内容は遵守したか?
□エクセル関数や範囲に誤りはないか?
□資料にコメントした通りの確認をしたか?

このように、個別具体的な作業に触れなくとも、チェックリストを確認することでミスが防げれば、ざっくりとした内容で十分なのです。

肝心なことは、そのチェックリストを埋めることで、リスクが潰せるようなチェック内容になっていることなのです。

まとめ

チェックリストには2つのメリット、

  • ミスが減る
  • 疲れが減る

があることを述べました。

チェックリストを使うことで、仕事の能率が上がり、繁忙期を少しだけ楽にすることができます。

自分の性格や業務内容に合ったチェックリストを作って、仕事を効率化してみてはいかがでしょうか。

繁忙期にも学びを止めないための3つの心がけ

こんにちは、毛糸です。

多くの企業で年度が変わり、会計・経理に携わる人にとって繁忙期が到来しました。

私も決算支援コンサルタントとして仕事をしていますから、いよいよ繁忙期突入といった感じです。

そんな忙しい中でも、学ぶ姿勢は持ち続けたいと思っています。

今回は繁忙期に学びを止めないための3つの心がけについてお話します。

十分な休息を取る

探求には、心理的・時間的な余裕が必要、という話」でも述べたとおり、探求には余裕が必要です。

探究心というのは余裕ある生活の中で自然と湧き出てくるものですから、余裕を持つことが学びを止めないために必要です。

仕事で消耗してしまっては、誰だって勉強しようという意欲が持てません。

学びを止めないためには、忙しい中でも十分な休息を取り、可能な限り心身に余裕を持つことが大切です。

忙しい時期だからこそ、「休む」ということを能動的に行う意識付けが重要です。

具体的には、業務を可能な限り効率化し、上司や同僚の飲みの誘いを上手くかわしながら、出来る限り早く帰りましょう

良質な食事と睡眠は、体力回復には必要不可欠です。

お昼休みに昼寝をする、というのも、私が実践しているおすすめの休息法です。

「忙しい」と思考停止にならず、どうしたら少しでも余裕が持てるか、アグレッシブに考えることが必要です。

仕事の中で学ぶ

自宅で机に向かうことだけが勉強ではありません。

仕事の中でも学びは得られます。

繁忙期には1日の大部分が仕事で埋め尽くされてしまいますから、いっそ仕事から何かを勉強したらいいのです。

生活の大部分を占める仕事の時間で学び、それを仕事に生かせるなら、こんなに効率の良い学びはありません。

投資効率の観点からも、仕事に学び、仕事に活かすことが出来ないかを模索すべきです。

普段の仕事の中でも、何かインプットできることはないか、何か体系化出来る知識はないか、と意識しながら取り組むことで、今までにない視点を得られることがあります。

私自身、会計の仕事をする中で、複式簿記の数学的構造に気がつくなどの発見をしています。

仕事は仕事、勉強は勉強、と区別せずに、日常の全てから学び取ろうとする姿勢を持つことが重要です。

習慣化・仕組み化

学びの習慣が確固たるものになっていれば、少しくらい仕事が忙しくでも、学び続けられるでしょう。

大事なことは、忙しさを理由に、習慣を止める「例外」を作らないことです。

今日は疲れたからやめておこう……

という「例外」を作った時点で、習慣は途切れます。

例外なく続けることで、段々と苦しさから開放される、ということだってあります。

かく言う私も、繁忙期の今でも、業後にはすぐ帰宅するのではなく、小一時間でいいのでPCに向かいアウトプットに時間を使うという「自分ルール」を課すことで、探求の習慣化を行っています。

習慣化出来ていない段階では、仕組み化が有効です。

仕組み化といっても、大それたものではありません。

例えば、行き帰りの電車の中で、YouTubeや音声メディアでインプットをすると決める、のでもいいでしょう。

週末の勉強会の予定を前もって入れてしまう、というのも、勉強する「仕組み」を作る効果的な手段です。

何か新しいことを知ったら、考察とともにSNSで発信するルールを作る、というのもおすすめの方法です。

習慣化・仕組み化は、勉強を続けるためには是非身につけておきたいスキルです。

まとめ

繁忙期にも学びを止めないために、以下の3つの心がけについて説明しました。

  • 十分な休息
  • 仕事の中で学ぶ
  • 習慣化・仕組み化

こういった心がけで学びを継続するのが少し簡単になります。

とは言え、「学び続けなければ!」という考えで自分を縛り付けてしまうのは考えものです。

大切なのは自分のペースを知り、それを守ることです。

体を壊してまで勉強することに、何の意味もありません。

勉強するのは繁忙期が終わってから、まずは仕事で精一杯の成果を出そう、そういう気持ちも大変尊いものです。

健康第一で繁忙期を乗り越えましょう。

最近のエンジニア・バブルと、バブルの中でとるべきたった1つの行動

こんにちは、毛糸です。

先日、フリーランスのITエンジニアの月収が高騰しているというニュースを見ました。
参考記事:フリーITエンジニア、月収相場65万円 正社員より高額

この金額は、50代のサラリーマンの平均的な所得53万円(年645万円、doda調べ)よりもさらに高い水準です。

私はこの状況をバブルだと考えています。

今回は、バブルの定義と、バブルに気づくことの難しさ、そしてバブル期にすべきことについて述べたいと思います。

バブルとはなにか

バブルとは、本来の価値を超えて、実態以上の高い値がつけられる現象のことです。

1980年代の日本のバブルでは、土地が本来の価値を超えて高く評価されました。

2000年頃のITバブルも、収益力の乏しい企業が、ITビジネスを行っていると標榜するだけで多額の資金を調達し株価も上がる状況にありました。

2017年の仮想通貨バブルも記憶に新しいでしょう、時価総額は一時期の3分の1にまでなりました。

バブルとは、期待が期待を生み、実態以上の価値を見出される集団催眠状態のようなものです。

バブルに気づくことの難しさ

バブルは、バブルの中にいるときには、バブルであると気づけない人がほとんどです。

バブルの対象になっているものは、時代の寵愛を受けた輝かしい資産や技術なので、誰しもその繁栄がずっと続くと思いがちです。

連邦準備制度理事会 (FRB) 議長を務めた経済学者、ベン・バーナンキ氏も、

バブルとは、終わってみないとそれがバブルであったのか、それとも経済のファンダメンタルズを表したものであったのかは解らない

と述べており、バブルに気づくことの難しさを物語っています。

冒頭に述べたエンジニアの月収高騰も、IT人材の需要過多や、テック系企業の台頭によるものであり、需要に即した適正な水準だ、と言う人もいます。

確かに、グーグルやアマゾン、ソフトバンクなどの大手企業がITベンチャーに投資を続けていることを考慮すれば、今後もIT業界は伸び続け、エンジニアが「儲かる」職業であり続けるだろうとも考えられます。

しかし、冷静に経済のプレイヤーを分析すると、綻びが見つかります。

例えば、このエンジニアの例では、難関資格があるわけでもなく、参入障壁は比較的低いことがわかります。

エンジニアになるための学習教材も、本、動画、web講義、プログラミングスクールなど、どんどん増えてきています。

そもそも、エンジニアが日本人である必要もないため、海外に外注するケースも増えるでしょう。

エンジニアの給料が上がるということは、企業にとって見ればコストが増えるということですから、企業は代替策を講じるはずです。

企業という主体は合理的に行動するため、高コストな人材を無尽蔵に使うことはできません。

このことに気づくと、エンジニア界隈の活況も未来永劫続くものではなく、栄華もいつか衰えるということが想像できます。

過去においても、ビットコインがバブルであるということ、それがいつか弾けることはわかっていました。

私自身、ビットコインがバブルであることは、バブル崩壊直前の12月にブログで指摘しています。
参考記事:ビットコインはバブルである

また、会計士業界においても、昨年独立ブームが起こり、日当5万というのがかなり現実的な数字になっていましたが、これも私は早くからバブルであると指摘しています。

いま、監査法人はパートナーの首切りが噂されており、独立ブームも去ろうとしています。

バブルの中でも落ち着いて分析すれば、いつまでも熱狂は続かないと気づくでしょう

バブルの中でとるべきたった1つの行動

バブルは、それが弾けるまでは、高い収益をもたらします

バブルはババ抜きゲームにも例えられますが、冷静に市場を見極めることで、ある程度は利益に預かれます。

バブルが高い収益をもたらすことは、経済学や資産価格理論(asset pricing)のテキストにも書いてあることです。

バブルが最高潮に達したときに手を引くのは不可能なので、欲をかかずに波に乗るのが肝要です。

そしてそれより大切なこと、バブルの中でとるべきことは、バブルにおける良い条件を固定化することです。

バブルの最中はみんな好況が続くと考えているので、その高い報酬水準、価格水準で契約を固定化することは難しくありません。

好条件でキャッシュフローを固定化することで、リスクをなくすのです。

「条件を固定化」とはつまり、人材バブルでいえば、独立というリスクをとるのではなく、高い給料で転職するということです。

そうすることで、バブルが弾けたときにも高い収入を確保することができます。

バブルの波にのるのは簡単ではないので、欲をかかず、適当なタイミングで「手を打つ」ことが大切です。

まとめ

バブルとは、期待が期待を呼ぶことで生じる、実態と乖離した熱狂です。

バブルは、バブルの最中にはそれと気づくことは難しいです。

しかし絶対に気づけないわけではなく、そこかしこに綻びは見つかります。

バブルは上手く乗りこなせば大きな収穫を得られる機会ですので、上手く立ち回りたいですね。

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