会計士や経理人材は、仕事の中でたくさんの「表(テーブル)」を目にします。表の各列の合計額(縦計)と各行の合計額(横計)をそれぞれ集計することで、表の概要がわかります。
ここで重要なことは、縦計の合計額(つまり、縦計の横計)と、横計の合計額(つまり、横計の縦計)は一致するということです。
私たちはこの性質に依拠して、集計ミスを発見します。縦計合計と横計合計が一致しない場合、各縦計もしくは横計のいずれかに集計ミスがあることを意味するため、チェック機能を果たすのです。
しかし、そもそもなぜ縦計の合計と横計の合計は一致するのでしょうか?
この素朴な問いかけに対して、数学的な回答を考えてみます。
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