本記事では順序整域の定義について述べたあと、簿記代数でどのように使われるかを簡単にまとめます。
順序整域(ordered integral domain)とは一言でいうと、全順序をもつ整域です。
本記事では順序整域の定義について述べたあと、簿記代数でどのように使われるかを簡単にまとめます。
順序整域(ordered integral domain)とは一言でいうと、全順序をもつ整域です。
毛糸ブログでは【君の知らない複式簿記】というシリーズの記事を提供しています。このシリーズでは私たちに馴染みの深い複式簿記を抽象化して考える方法をいくつか提示しています。
ものごとを抽象的に考えるのには理由があります。
本記事では、ものごとを抽象的に考えるとはどういうことか、抽象的に考えることの御利益は何なのかについて述べます。
本記事はキャッシュ・フロー計算書に関連する話題をまとめています。本記事で扱うのは
です。
簿記や会計を数学の枠組みで捉え直す。そんな取り組みを、これまで多くの研究者が試みてきました。
数学の言葉を用いつつ、数学とは異なる学問体系としての会計学は確立できるのか。
すでにそうした試みが成立している分野としての物理学をイメージしながら、会計学が物理学のような「独自の数理体系」として成立するための条件について考えます。
明けましておめでとうございます、毛糸です。
2021年の毛糸ブログもよろしくお願い申し上げます。
この記事では今年のブログ方針について述べます。
毛糸ブログを読んで「そんな考え方もあるのか」と感じていただける人が一人でも増えるよう、以下のような方針で更新していこうと思います。
この記事では誘導法によるキャッシュ・フロー計算書を、バランス・ベクトルによって表現する方法について述べます。
誘導法とは、
キャッシュ・フローを計算するために、収入及び支出の勘定組織を設け、そのつどそれらを独自の勘定に記録し、それに基づいて誘導的にキャッシュ・フローを計算(鎌田『キャッシュ・フロー会計の原理』p.297)
する方法のことをいいます。平たく言えば、損益計算書のような独立の科目を設けて仕訳を切り、キャッシュ・フロー計算書をダイレクトに作成しようというアプローチです。キャッシュ・フロー計算書の意義、作成方法については別の記事をご覧ください。
日々の取引でキャッシュが変動する場合に、キャッシュ・フロー計算書の項目を用いて仕訳を切ることで、キャッシュ・フロー計算書の作成負荷が大幅に低減されることがと期待されます。
以下では誘導法によるキャッシュ・フロー計算書を、バランス・ベクトルを用いて作成してみます。この記事で提案する方法は参考文献に示されている方法と異なり、既存の複式簿記の構造を変えることなく実現可能な方法です。
この記事では多次元配列としてのテンソルの定義と、その計算方法についてまとめます。
以下のような内容を扱います。
【君の知らない複式簿記】は毛糸ブログのシリーズ記事のひとつです。
資格試験や学校教育では通常習わないような、複式簿記の普段とは違う側面に焦点を当てた解説を行っています。
以下のようなキーワードを含んでいます。
この記事では
BSの微分はPLである
とはどういうことかについて解説します。
エンハンスト・インデックスファンド(Enhanced Index Fund, EIF)というファンドをご存じでしょうか。
EIFはインデックスへの連動を基本としながら、インデックスを超えるリターンを狙うファンドのことです。
いわゆるアクティブ運用に分類されるファンドですが、インデックスファンドにも似た特徴を持っています。
本記事ではEIFの定義と、インデックスファンドとの違いについて述べます。
EIFは、インデックス構成銘柄よりも少数の銘柄で構成された、株式ポートフォリオのことを指します。
ただし、以下のような条件を満たすものとして定義されます。
条件1.(分散がインデックスに近似)と条件2.(ベータが1)はインデックスファンドと同様です。
しかし、インデックスファンドはそのリターンがインデックスと一致するように運用されるのに対して、EIFはインデックスよりも大きなリターンを狙う点(条件3.)で、インデックスファンドと異なっています。
正のアルファを狙うという意味で、インデックス・プラスアルファ・ファンドとも呼ばれます。
エンハンスト・インデックスファンド(Enhanced Index Fund, EIF)はいわば「インデックスファンドの上位互換」と言ってもいいようなファンドです。
実際にそのような運用は可能なのでしょうか。
また、我々個人投資家はこういうファンドにアクセス可能、もしくは自身で組成することは可能なのでしょうか。
このような問いに対して、以下のテキストは、次のような驚くべき主張を展開しています。
結論から述べれば、長期投資の対象とする株式銘柄のユニバースを適切に設定したうえで等金額ポートフォリオを構築し、それを対象に自己充足的なリバランシングを繰り返すことにより、市場インデックスに一定水準連動し、これとほぼ等しいリスクをとりながら、リターンは事前、事後の双方において市場インデックスを凌駕して、プラスの多期間アルファを確保することができる。
テキストでは長期投資において利用可能なEIFの構築方法を示しているため、気になる方は是非チェックしてみてください。
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