複式簿記のフラクタル構造について,Twitterでこんなコメントをいただきました。
簿記を仕訳数の多次元でとらえたらフラクタルになりそう。
— ケイバリュエーション☻ (鈴木健治) (@info_kvaluation) June 15, 2021
この記事では複式簿記のフラクタル構造についてアイデアを整理します。
複式簿記のフラクタル構造について,Twitterでこんなコメントをいただきました。
簿記を仕訳数の多次元でとらえたらフラクタルになりそう。
— ケイバリュエーション☻ (鈴木健治) (@info_kvaluation) June 15, 2021
この記事では複式簿記のフラクタル構造についてアイデアを整理します。
すでに知られていることを数学的に表しただけでは学術的価値は見出しにくいものです。
数学という「言葉」に翻訳するだけでは単にものの見方が多様になるだけで,それ自体が新たな発見になるわけではありません。
この記事では物事を数学的に考える意義について述べます。
この記事は,複式簿記と会計システムの構造を代数的に解明する研究書『Algebraic Models for Accounting Systems』の書評です。
複式簿記の美しさや規則性の背後には,代数的な構造が見いだせます。本書はそんな複式簿記にもとづく会計システムの諸性質を証明によって明らかにするチャレンジングなテキストです。
この記事ではテキストの概要を述べたあと,章ごとに内容をまとめます。
この記事では代数学における重要概念,準同型写像(以下,準同型)について,直感的な説明と定義を与えます。
複式簿記の数学的研究において, 準同型がどのように登場するかも解説します。
簿記代数という研究分野について聞かれることが増えました。
「これは布教のチャンス!」と思い,群の構造やベクトルの話をするのですが,だいたいポカンとされます。
【君の知らない複式簿記4】簿記代数の教科書『Algebraic Models For Accounting Systems』とバランスベクトル
私の説明が下手だというのもありますが,そもそも多くの人は群とかベクトルとか言われてもピンとこないと思われます。
もっと身近な例を挙げイメージを膨らませられる説明をすれば,もう少し興味を持ってもらえる気がしています。
たとえば,複式簿記はルービックキューブに似ている,なんて話はどうでしょうか。
趣味で数学の勉強をしていると,周りの人から「仕事の中で数学がどう役立つの?」と聞かれることがしばしばあります。
この記事では,数学の仕事への役立ちについて,私が考えたことをまとめます。
この記事では,このブログで度々取り上げている複式簿記の数学的側面について,これまでの会計研究における経緯をまとめています。
【参考記事】【君の知らない複式簿記】目次まとめ
この記事では,簿記代数という新たな研究分野のモチベーションについて述べます。
代数を用いることがなぜ簿記の理解に役立つのか,説明します。
続きを読む
『戦略管理会計』よれば,NPVの計算には,将来のキャッシュ・フローを資本コスト率で運用するという仮定が内在していると説明されています(会計士受験の予備校のテキストにも同じ説明があったと記憶しています)。
しかし,これはNPV法で「仮定」されていることなのか,ちょっと引っかかったので,ここにメモしておきます。
数学の難問ABC予想 「証明」にも学界は冷ややか: 日本経済新聞 https://t.co/YD7ummEqRk
"ある海外の数学者は「他にもやるべきテーマがある。以前は理解できないかと考えてきたが、もはやこの議論に費やす時間はない」と明かす"
— 毛糸@博士課程 (@keito_oz) April 30, 2021
望月教授の宇宙際タイヒミュラー理論(IUT)は、数学のパラダイムを変えるほど革新的な研究だそうです。
しかし、論文の内容が正しいのかどうか、数学界では意見が割れているようで、議論はなかなか終着を見ません。
日経の記事では、ある海外の数学者のこんな発言を紹介しています。
他にもやるべきテーマがある。以前は理解できないかと考えてきたが、もはやこの議論に費やす時間はない
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